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大縮尻
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おほしくじり
ふりがな文庫
“
大縮尻
(
おほしくじり
)” の例文
「
大縮尻
(
おほしくじり
)
よ、曲者を納戸に封じ込んだつもりで安心して居るうちに、納戸の格子を二本叩き斬つて飛出してしまつたのさ」
銭形平次捕物控:157 娘の役目
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
弟の仕事場から、切出しを持つて行つたのが
大縮尻
(
おほしくじり
)
で、何にも知らない弟に罪を
被
(
かぶ
)
せちや、見て居るわけに參りません。
銭形平次捕物控:037 人形の誘惑
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
それから、幸七が
頬冠
(
ほゝかむ
)
りの男の話をしたのは、若旦那の傳四郎に疑ひをきせようとした細工だが、あれは
大縮尻
(
おほしくじり
)
さ。
銭形平次捕物控:166 花見の果て
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
源次が谷中で殺された晩の助十郎、平馬、周吉などの動きを調べるつもりでしたが、これは平次の
大縮尻
(
おほしくじり
)
でした。
銭形平次捕物控:115 二階の娘
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「飛んでもない、もうすこしで取返しのつかない
大縮尻
(
おほしくじり
)
をやらかすところよ。——岡つ引は本當に怖い。自分の腕や智慧にたより過ぎると、大變なことになる」
銭形平次捕物控:105 刑場の花嫁
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
「この通り、——親分はさすがに目が高けえ。峰の減つた、使ひ古しの
剃刀
(
かみそり
)
、
籐
(
とう
)
を卷いた柄が、少し地べたの外へ顏を出してゐたのが、曲者の
大縮尻
(
おほしくじり
)
。
天罰
(
てんばつ
)
てきめんといふところだ」
銭形平次捕物控:314 美少年国
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
相變らず捕物の名人の錢形平次が
大縮尻
(
おほしくじり
)
をやつて笹野新三郎に褒められた話。
銭形平次捕物控:030 くるひ咲
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「相手は容易ならぬ曲者だ。——なア、八、白状すると、俺の方も
大縮尻
(
おほしくじり
)
さ」
銭形平次捕物控:300 系図の刺青
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
大縮尻
(
おほしくじり
)
だよ、八。福島嘉平太を殺したのは、どうも岩根半藏ぢやねえ」
銭形平次捕物控:076 竹光の殺人
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
大概の事件は一日のうちに片付けて、女房のお靜の晩酌のサービスを滿喫する平次ですが、この時ばかりは
大縮尻
(
おほしくじり
)
で、ぼんやり歸つて來て、八五郎を相手に、ホロ苦い盃を
嘗
(
な
)
めて居る眞最中でした。
銭形平次捕物控:185 歩く死骸
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「親分、
大縮尻
(
おほしくじり
)
さ。こんなヒドい目に逢つたことはねえ」
銭形平次捕物控:023 血潮と糠
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「こいつは全く一世一代の
大縮尻
(
おほしくじり
)
でしたよ」
銭形平次捕物控:283 からくり屋敷
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
大縮尻
(
おほしくじり
)
だよ。でも、これでよかつたのだ」
銭形平次捕物控:107 梅吉殺し
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
まさに、錢形平次一世一代の
大縮尻
(
おほしくじり
)
です。
銭形平次捕物控:188 お長屋碁会
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
縮
常用漢字
小6
部首:⽷
17画
尻
常用漢字
中学
部首:⼫
5画
“大縮”で始まる語句
大縮