“おおしくじり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大失策48.0%
大縮尻40.0%
大失敗12.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「あれは大失策おおしくじりさ、昼は鋸目にばかり気を取られたので、夜もう一度狸囃子をやった場所を探しに行ったんだが、暗くて何にも判らなかったんだ」
「ヘエ——、まことに、面目次第もございません。世間並にたかが継母の細工か何かだろうと思ったのが大縮尻おおしくじりの元で——」
「ひとがひとり死にゃア棺桶はひとつにきまったもの。そうとばかりかんがえが固まっているもンだから、ふたつとまでは思いつけませんでした。いや、どうも大失敗おおしくじり
顎十郎捕物帳:20 金鳳釵 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)