“大失策”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおしくじり57.1%
おほしくじり19.0%
だいしっさく14.3%
おおしっさく4.8%
だいしつさく4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この間の晩、がんりきの百はここでとんでもない人違いをして大失策おおしくじりをやらかしたが、今晩のこの場は全く人違いではありません。
大菩薩峠:32 弁信の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
わたくし二名にめい水兵すいへいとは、あまりのうれしさに一言いちごんかつた。武村兵曹たけむらへいそうなによりさき自分じぶん大失策おほしくじり白状はくじやうして、しきりにあたまいた。
なるほど、警視庁としては、大失策だいしっさくにちがいありません。しかし、明智探偵と小林少年は、それほど失望しているようにも見えないのはなぜでしょう……。
奇面城の秘密 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
大失策おおしっさくをやった、大違おおちげえをやったなア、考えて見りゃア成程うもぬしある女の処から艶書ふみなんぞを持ってちゃア済まねえ、旦那には御恩になっても居りますし
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
娘を見失つたのは、何と言つても大失策だいしつさくに相違ありませんが、その代り、あの浪人者を手習師匠と鑑定かんていした、親分平次の失策も掴んだのです。