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大失策
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おほしくじり
ふりがな文庫
“
大失策
(
おほしくじり
)” の例文
私
(
わたくし
)
と
二名
(
にめい
)
の
水兵
(
すいへい
)
とは、
餘
(
あま
)
りの
憘
(
うれ
)
しさに
一言
(
いちごん
)
も
無
(
な
)
かつた。
武村兵曹
(
たけむらへいそう
)
は
何
(
なに
)
より
前
(
さき
)
に
自分
(
じぶん
)
の
大失策
(
おほしくじり
)
を
白状
(
はくじやう
)
して、
頻
(
しき
)
りに
頭
(
あたま
)
を
掻
(
か
)
いた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
「あれは
大失策
(
おほしくじり
)
さ、晝は鋸目にばかり氣を取られたので、夜もう一度狸囃子をやつた場所を探しに行つたんだが、暗くて何にも判らなかつたんだ」
銭形平次捕物控:014 たぬき囃子
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
『ヘヘヘヘこれは
大失策
(
おほしくじり
)
、大失礼を致しました。ついおいとしいおいとしいが先に立つもんでございますから。
肝要
(
かんじん
)
のお話が後になつて、禁句が先へ出違ひと、申すはこれも今夕の禁句ホイ』
誰が罪
(新字旧仮名)
/
清水紫琴
(著)
奪
(
あげ
)
られぬ奪られるの云ひ争ひの末
何楼
(
なにや
)
の
獅顔
(
しかみ
)
火鉢を盗り出さんとして
朋友
(
ともだち
)
の仙の野郎が
大失策
(
おほしくじり
)
を仕た話、五十間で地廻りを擲つた事など、縁に引かれ図に乗つて其から其へと饒舌り散らす中
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
此
(
この
)
男
(
をとこ
)
は
正直
(
せうじき
)
だから、
猛狒
(
ゴリラ
)
退治
(
たいぢ
)
の
手柄話
(
てがらばなし
)
は
勿論
(
もちろん
)
、
自分
(
じぶん
)
の
大失策
(
おほしくじり
)
をも、
人一倍
(
ひといちばい
)
の
大聲
(
おほごゑ
)
でやツて
退
(
の
)
けた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
失
常用漢字
小4
部首:⼤
5画
策
常用漢字
小6
部首:⽵
12画
“大失”で始まる語句
大失敗
大失望
大失
大失態