“退治”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たいじ74.2%
たいぢ21.2%
やっ4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
町奉行所は格別、番屋で調べる時には岡っ引や手先ばかりでなく、八丁堀の旦那衆もみんなこの息で頭からポンポン退治たいじ付けるんです。
半七雑感 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
ほそはりほどな侏儒いつすんぼふしが、ひとつ/\、と、歩行あるしさうな氣勢けはひがある。吃驚びつくりして、煮湯にえゆ雜巾ざふきんしぼつて、よくぬぐつて、退治たいぢた。
くさびら (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「まったくふざけた奴らだ、あんまり人を馬鹿にしていやがる。今度こそは何とかして退治やっつけてやりてえもんだ」
半七捕物帳:41 一つ目小僧 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)