“たいぢ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:タイヂ
語句割合
退治73.7%
対峙21.1%
対治5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一度いちど新技巧派と云ふ名が出来ると、その名をどこまでも人に押しかぶせて、それで胡麻ごまをする時は胡麻をするし、退治たいぢする時は退治しようとするんですからな。
饒舌 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
新思想悖如ぼつじよとして欧洲に対峙たいぢすべき覚悟あるものと見做みなしつ、遊説者を派して、平和協会に応援するところあらしめんとせり、而して吾人もし、我邦は世界の極端にあるが故に
一種の攘夷思想 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
それは開化を輸入するには物質窮理の学を先づ輸入せねばならぬから、兆民は当時『理学』とつてゐる哲学をも輸入したが、いきほひ『奇蹟』を対治たいぢする立場にあつた。
念珠集 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)