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古文真宝
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こぶんしんぽう
ふりがな文庫
“
古文真宝
(
こぶんしんぽう
)” の例文
旧字:
古文眞寶
平次は
古文真宝
(
こぶんしんぽう
)
な顔をして、物々しく考え事をするといった、重っ苦しいことは大嫌いな
質
(
たち
)
の人間だったのです。
銭形平次捕物控:033 血潮の浴槽
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
十三歳のころ、父吉左衛門について『
古文真宝
(
こぶんしんぽう
)
』の句読を受けた。当時の半蔵はまだそれほど勉強する心があるでもなく、ただ父のそばにいて習字をしたり写本をしたりしたに過ぎない。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
妙に人馴れた眼、少し
綻
(
ほころ
)
びた唇、クネクネと肩で
梶
(
かじ
)
を取って、ニッと微笑したお菊は、
椎茸髱
(
しいたけたぼ
)
と、
古文真宝
(
こぶんしんぽう
)
な顔を見馴れた土佐守の眼には、驚くべき魅力でした。
銭形平次捕物控:066 玉の輿の呪い
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
平次は精いっぱいの
古文真宝
(
こぶんしんぽう
)
な顔をします。
銭形平次捕物控:080 捕物仁義
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
“古文真宝”の解説
『古文真宝』(こぶんしんぽう)は、漢代から宋代までの古詩や文辞を収めた書物。宋末か元初の時期に成立したとされる。黄堅の編と言われるが、編者の人となりや具体的な成立の経緯は伝わっていない。前集10巻に詩、後集10巻に文章を収録する。各時代の様々な文体の古詩や名文を収めており、簡便に学習することができたため、初学者必読の書とされてきた。
(出典:Wikipedia)
古
常用漢字
小2
部首:⼝
5画
文
常用漢字
小1
部首:⽂
4画
真
常用漢字
小3
部首:⽬
10画
宝
常用漢字
小6
部首:⼧
8画
“古文”で始まる語句
古文書
古文眞寶
古文
古文辞
古文眞實
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