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こもんじよ
ふりがな文庫
“
古文書
(
こもんじよ
)” の例文
尤も内田博士だつて、
他人
(
ひと
)
が煙草をふかすのをまで嫌ふ筈はないが、研究室には
外
(
ほか
)
に掛替へのない大事な書物や
古文書
(
こもんじよ
)
やがどつさり備へてある。
茶話:05 大正八(一九一九)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
一国の大寺なれば
古文書
(
こもんじよ
)
宝物等も多し、その中に
火車落
(
くわしやおとし
)
の
袈裟
(
けさ
)
といふあり、
香染
(
かうそめ
)
の
麻
(
あさ
)
と見ゆるに
血
(
ち
)
の
痕
(
あと
)
のこれり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
古文書
(
こもんじよ
)
のなかに見いでし
一握の砂
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
一国の大寺なれば
古文書
(
こもんじよ
)
宝物等も多し、その中に
火車落
(
くわしやおとし
)
の
袈裟
(
けさ
)
といふあり、
香染
(
かうそめ
)
の
麻
(
あさ
)
と見ゆるに
血
(
ち
)
の
痕
(
あと
)
のこれり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
実際上品な声で、
古文書
(
こもんじよ
)
の入つた桐の箱が笑ひでもしたら、あんな声をするだらうと思はれた。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
▼ もっと見る
高野山といへば、古美術や
古文書
(
こもんじよ
)
などの多く残つてゐるので聞えた山だが、それに目星をつけて方々より狩出しに来るものが多いので、近頃は
滅
(
めつ
)
きり
宝物
(
ほうもつ
)
の数が少くなつた。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
百樹
(
もゝき
)
曰
(
いはく
)
、
余
(
よ
)
越遊して塩沢に在し時、牧之老人に
伴
(
ともなは
)
れて雲洞庵にいたり、(塩沢より一里ばかり)
庵主
(
あんしゆ
)
にも
対話
(
たいわ
)
なし、かの火車おとしの
袈裟
(
けさ
)
といふ物その外の宝物
古文書
(
こもんじよ
)
の
類
(
るゐ
)
をも一
覧
(
らん
)
せり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
「いや、」と星野氏は皺くちやな
古文書
(
こもんじよ
)
で一杯に詰まつてゐる頭を
掉
(
ふ
)
つた。「別に病気といふではないが、一度読んだ
書物
(
ほん
)
を御叮嚀にも二度も読みかへしてゐるやうですからな。」
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
百樹
(
もゝき
)
曰
(
いはく
)
、
余
(
よ
)
越遊して塩沢に在し時、牧之老人に
伴
(
ともなは
)
れて雲洞庵にいたり、(塩沢より一里ばかり)
庵主
(
あんしゆ
)
にも
対話
(
たいわ
)
なし、かの火車おとしの
袈裟
(
けさ
)
といふ物その外の宝物
古文書
(
こもんじよ
)
の
類
(
るゐ
)
をも一
覧
(
らん
)
せり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
かうして次ぎから次ぎへ渡つて、最後にそれが田中博士の手に廻された。博士は東大寺の
古文書
(
こもんじよ
)
でも覗く折のやうな、取つて置きの眼付をして新聞を見た。そして思はず吹出した。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
“古文書”の意味
《名詞》
昔の時代の資料となる古い文書。
(出典:Wiktionary)
“古文書”の解説
古文書(こもんじょ)とは、特定の対象に伝達する意志をもってする所の意思表示の所産である。広く「古い文書」の意味でも使われるが、歴史学上は古記録と区別されることがある。
(出典:Wikipedia)
古
常用漢字
小2
部首:⼝
5画
文
常用漢字
小1
部首:⽂
4画
書
常用漢字
小2
部首:⽈
10画
“古文書”で始まる語句
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