“古代”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こだい72.2%
むかし11.1%
いにしえ5.6%
ふるきよ5.6%
ふるよ5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山中さんちううらにて晝食ちうじき古代こだいそつくりの建場たてばながら、さけなることおどろくばかり、斑鯛ふだひ?の煮肴にざかなはまぐりつゆしたをたゝいてあぢはふにへたり。
熱海の春 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
宛然まるで古代むかしに歸つた樣な氣持ぢやありませんか!』
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
われら猿とは古代いにしえより、仲しきもののたとえに呼ばれて、互ひにきばを鳴らし合ふ身なれど、かくわれのみが彼の猿に、執念しゅうねく狙はるる覚えはなし。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
延喜式えんぎしきにのせたる内子鮏は今いふ子籠ここもり鮏の事なるべし。又同書どうしよ脊腸せのはらわたをみなわたとよめり。丹後信濃越中越後よりみつぎとする㕝も見えたれば、古代ふるきよさけ供御くごにも奉りたるなるべし。
も病まむ、ややに古代ふるよのうれひして影ちり昏み
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)