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『熱海の春』
ふりがな文庫
『
熱海の春
(
あたみのはる
)
』
拜啓 三十日夜、相州酒匂松濤園に一泊、間近に富士を望み松原に寄する夕波の趣佳し。 年の瀬や鷄の聲波の音 三十一日、小田原見物、遊女屋軒を並べて賑なり。蒲燒屋を覗き外郎を購ひなどしてぼんやり通る。風采極めて北八に似たり。萬年町といふに名代の藤 …
著者
泉鏡太郎
著者
泉鏡花
ジャンル
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行
初出
「俳藪 寅一」俳藪発行所、1902(明治35)年1月19日
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約2分(500文字/分)
朗読目安時間
約4分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
温暖
(
をんだん
)
極
(
きは
)
比
(
ひ
)
着
(
ちやく
)
仰
(
あふ
)
來
(
きた
)
味
(
あぢ
)
大樟
(
おほくすのき
)
家
(
いへ
)
山中
(
さんちう
)
正
(
たゞ
)
温泉
(
をんせん
)
當
(
たう
)
賑
(
にぎやか
)
通
(
とほ
)
間
(
あひだ
)
佳
(
か
)
出
(
い
)
同
(
どう
)
味
(
あぢは
)
山越
(
やまご
)
杯
(
さかづき
)
翁
(
をう
)
腕車
(
わんしや
)
詣
(
まう
)
飯田
(
いひだ
)
一夜
(
いちや
)
一把
(
いちは
)
三度
(
さんど
)
向
(
むか
)
吹上
(
ふきあ
)
堪
(
た
)
塔
(
たふ
)
外郎
(
うゐらう
)
大島
(
おほしま
)
大方
(
おほかた
)
實
(
み
)
捧
(
さゝ
)
望
(
のぞ
)
朱塗
(
しゆぬり
)
此
(
こ
)
水仙
(
すゐせん
)
汁
(
つゆ
)
然
(
さ
)
相州
(
さうしう
)
祝
(
いは
)
藤棚
(
ふぢだな
)
見物
(
けんぶつ
)
角
(
かど
)
谿川
(
たにがは
)
途中
(
とちう
)
酒匂
(
さかは
)
銚子
(
てうし
)
音
(
おと
)
飾
(
かざり
)
鳥居
(
とりゐ
)
鷄
(
にはとり
)
一泊
(
いつぱく
)
一輩
(
いつぱい
)
七里
(
しちり
)
三
(
み
)
三組
(
みつぐみ
)
三里
(
さんり
)
並
(
なら
)
久保
(
くぼ
)
事
(
こと
)
交
(
まじ
)
人物
(
じんぶつ
)
今日
(
こんにち
)
今朝
(
けさ
)
似
(
に
)
佳
(
よ
)
例年
(
れいねん
)
兀山
(
はげやま
)
八分
(
はちぶ
)
凪
(
な
)
出發
(
しゆつぱつ
)
函嶺
(
はこね
)
北八
(
きたはち
)
十時
(
じふじ
)
南天
(
なんてん
)
危
(
あぶな
)
卷
(
ま
)
又
(
また
)
及
(
およ
)
取
(
と
)
古代
(
こだい
)
名
(
な
)
名代
(
なだい
)
名物
(
めいぶつ
)
喰摘
(
くひつみ
)
城
(
しろ
)
城山
(
しろやま
)
境内
(
けいだい
)
壯觀
(
さうくわん
)
夕暮
(
ゆふぐれ
)
夕波
(
ゆふなみ
)
夜
(
よ
)
天利
(
てんり
)
如
(
ごと
)