“八分”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はちぶ75.0%
はつぷん25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
歩きながらも八分はちぶは居眠り、八十の老爺ろうやのように腰をまげて、頭をたれ、がくんがくんうなずきながら、よろよろふらふら、私に手をひっぱられてついてくる。
二十七歳 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
また伊那郡にても、ある天理教信者の家にて管狐を使うとの評判が立って、その家を八分はちぶにするとの騒ぎが起こった。八分とは、その地方の方言にて絶交する意味である。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)
また周の石鼓の籀文ちうぶん、秦の小篆せうてん、前漢の古隷これい、後漢の八分はつぷん六朝りくてう今隷きんれい等、それぞれ多かれ少なかれ、例のユニフォーミティを示してゐるが、前後三千年を通じ
秋艸道人の書について (新字旧仮名) / 吉野秀雄(著)