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八分
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はちぶ
ふりがな文庫
“
八分
(
はちぶ
)” の例文
歩きながらも
八分
(
はちぶ
)
は居眠り、八十の
老爺
(
ろうや
)
のように腰をまげて、頭をたれ、がくんがくんうなずきながら、よろよろふらふら、私に手をひっぱられてついてくる。
二十七歳
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
また伊那郡にても、ある天理教信者の家にて管狐を使うとの評判が立って、その家を
八分
(
はちぶ
)
にするとの騒ぎが起こった。八分とは、その地方の方言にて絶交する意味である。
迷信と宗教
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
こゝに
一夜
(
いちや
)
あけの
春
(
はる
)
、
女中頭
(
ぢよちうがしら
)
のおぬひ?さん(
此
(
こ
)
の
姐
(
ねえ
)
さんの
名
(
な
)
未
(
いま
)
だ
審
(
つまびらか
)
ならず、
大方
(
おほかた
)
然
(
さ
)
うだらうと
思
(
おも
)
ふ。)
朱塗
(
しゆぬり
)
金蒔繪
(
きんまきゑ
)
三組
(
みつぐみ
)
の
杯
(
さかづき
)
に
飾
(
かざり
)
つきの
銚子
(
てうし
)
を
添
(
そ
)
へ、
喰摘
(
くひつみ
)
の
膳
(
ぜん
)
を
目
(
め
)
八分
(
はちぶ
)
に
捧
(
さゝ
)
げて
出
(
い
)
で
來
(
きた
)
る。
熱海の春
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“八分”の意味
《名詞》
(はっぷん)書体の一つで、中国漢の時代にできた装飾的な隷書。隷漢。
(はちふん、はっぷん)時間又は時刻の呼称。
(はちぶ)8割。80パーセント。
(はちぶ、「村八分」からの逆成)仲間外れ。
(出典:Wiktionary)
“八分(
隷書体
)”の解説
隷書体(れいしょたい)は、漢字の書体のひとつ。八分隷・八分・分書とも呼ばれる。古文に対して今文と呼ばれる。画像は『西嶽華山廟碑』(拓本、部分)。
(出典:Wikipedia)
八
常用漢字
小1
部首:⼋
2画
分
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
“八分”で始まる語句
八分体
八分目
八分一
八分七
八分所
八分足
八分一秒
八分書孝経