“天利”の読み方と例文
読み方割合
てんり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
胸(むね)に痞(つか)への病(やまひ)は癪(しやく)にあらねどそも/\床(とこ)に就(つき)きたる時(とき)、田町(たまち)の高利(こうり)かしより三月(みつき)しばりとて十圓(ゑん)かりし、一圓(ゑん)五拾錢(せん)は天利(てんり)とて手(て)に入(い)りしは八圓(ゑん)半(はん)
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
天利(てんり)にて、晝食(ちうじき)、此(こ)の料理屋(れうりや)の角(かど)にて小杉天外氏(こすぎてんぐわいし)に逢(あ)ふ。それより函嶺(はこね)に赴(おもむ)く途中(とちう)、電鐵(でんてつ)の線路(せんろ)に踏(ふ)み迷(まよ)ひ危(あぶな)い橋(はし)を渡(わた)ることなどあり、午後四時半(ごごよじはん)塔(たふ)の澤(さは)着(ちやく)。
熱海の春 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
竹屋(たけや)の藤(ふぢ)は時節(じせつ)にあらず、金格子(きんがうし)の東海樓(とうかいろう)は通(とほ)つた道(みち)の青樓(おちやや)さの、處(ところ)で今日(けふ)の腹工合(はらぐあひ)と、懷中(くわいちう)の都合(つがふ)に因(よ)つて、天利(てんり)といふので午餉(ひる)にしよう、其(ま)づ其(そ)の城(しろ)を見(み)て梅(うめ)とやれ
城の石垣 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)