“午餉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひるげ60.0%
ひる26.7%
おひる6.7%
ひるめし6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
兎まれ角まれ、けふの午餉ひるげにはおん身を市長の家に伴ひ行かでは、我責務の果し難きを奈何せん。われ。今は包み隱さで告ぐべし。
「知ってるとも。——現在、昨日きのう午餉ひるはあすこで食べたよ。閑静で、落着いて、しんみりしてうちだが、そんな幽霊じみた事はいささかもなかったぜ。」
古狢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
もう、これ午餉おひるになりまするで、生徒方が湯を呑みに、どやどやと見えますで。
朱日記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
朝飯あさめし午餉ひるめしとを一つに片付けたる兼吉かねきちが、浴衣ゆかた脱捨てて引つ掛くる衣はこんにあめ入の明石あかし唐繻子とうじゅすの丸帯うるささうにおわり、何処どこかけんのある顔のまゆしかめて
そめちがへ (新字旧仮名) / 森鴎外(著)