“日本魂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やまとだましい69.2%
やまとだましひ23.1%
にっぽんだましい7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
頭の古い私を月並な日本魂やまとだましいと、義理人情で責め立てて、木ッ葉微塵に飜弄しつつ、ぐんぐんと死の陥穽かんせいの方へ引きずり込みつつあるのだ。
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
いつも画学ぐわがくと習字にかけては全級ぜんきふたれも及ぶものゝない長吉ちやうきち性情せいじやうは、鉄拳てつけんだとか柔術じうじゆつだとか日本魂やまとだましひだとかふものよりもまつたちがつた他の方面に傾いてゐた。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
そのごうまいな日本魂にっぽんだましいと、強烈きょうれつな研究心は、かれに航海上の大胆だいたん知識ちしきをあたえた。十四人の少年が、かれをこのサクラ号の指揮者しきしゃとなしたのも、これがためである。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)