“日本海”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にほんかい57.1%
につぽんかい42.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「また、秀公ひでこうまれたむらから、日本海にほんかいちかいんだって。うみへいく道端みちばたに、はるになるとさくらいて、それはきれいだといっていたよ。」
二少年の話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
そんな山の中でそだったのだから、五年生の春の遠足えんそくで、はじめて日本海にほんかいを見たときに、いのきちたちは、どんなにおどろいたことだろう。
ラクダイ横町 (新字新仮名) / 岡本良雄(著)
し又すべての文学者ぶんがくしや一時いちじ殺戮さつりくすれば其死屍しゝは以て日本海につぽんかいうづむべく其は以て太平洋たいへいよう変色へんしよくせしむべし。
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)
このしま出發しゆつぱつしたらもうしめたものだ、一時間いちじかん百海里ひやくかいり前後ぜんご大速力だいそくりよくは、印度洋インドやう横切よこぎり、支那海シナかいぎ、なつかしき日本海につぽんかい波上はじやうより、あほいで芙蓉ふえうみねはいすることとほことではあるまい。