“日本中”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にっぽんじゅう42.9%
にほんじゅう28.6%
につぽんじゆう14.3%
にほんぢゆう14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これはどうもおしいことをしたのう、名人を一人なくなしちまった、日本中にっぽんじゅうの髪結がのくらい困るか知れやアしない、そういう事と知ったら二十挺ばかり誂らえて置いて
谷川の末にはおばあさんが一人、日本中にほんじゅうの子供の知っている通り、柴刈しばかりに行ったおじいさんの着物か何かを洗っていたのである。……
桃太郎 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
ところで日本につぽんにはかういふ大切たいせつ森林しんりんがどのくらゐあるのかといひますと、日本中につぽんじゆう森林面積しんりんめんせき總計そうけい四千三百九十二萬町しせんさんびやくくじゆうにまんちようで、じつ日本につぽん土地とち總面積そうめんせき六割四分ろくわりしぶをしめてゐます。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
專門せんもん工科こうくわ器械學きかいがくだから、企業熱きげふねつ下火したびになつた今日こんにちいへども日本中にほんぢゆう澤山たくさんある會社くわいしやに、相應さうおうくちひとつやふたつあるのは、勿論もちろんであるが、親讓おやゆづりの山氣やまぎ何處どこかにひそんでゐるものとえて
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)