手療法一則てりょうじいっそく(二月例会席上談話)(にがつれいかいせきじょうだんわ)
食物の事に就て、少し感じた事が有りますから貴婦人方に御噺し致しますが、今宮本さんから、段々の御噺しが有ツて、兒護婦の不注意より、子供が種々の者を飮み込み、夫れが爲めに大邊危險が有るとの事ですが、私が田舍に居りまする時分、之れに就て實見した事 …
作品に特徴的な語句
あは ちう せなか いづ おう 父親ちゝおや おわし さか よう まう おあし 取扱とりあつ 大勢たいぜい きい あつま 食物しよくもつ なに よつ 兩足りようあし どう 心得こゝろゑ 恰度てうど 折節おりから ばか ほう 見樣みよう つる 一寸ちよつと くらい まい たゞ そと いづ 宜敷よろし 宮本ミヤモト つい 御噺おはな とら さい 熱心ねつしん もち 田舍いなか わたくし ばか 隨分ずいぶん あを 一人ひとり これ こと ひと いま 何卒どうぞ 其塲そのば 其時そのとき 其法そのはう 其節そのせつ 其錢そのぜに うち すゝ 危險きけん 取敢とりあ くち 吐出はきだ よろこ 外面そと 大層たいそう 大邊たいへん 子供こども ぞん 宮本みやもと 容易たやす 實見じつけん 實驗じつけん すこ 已徃きおう 御話おはなし かん あわ 振舞ふるまい おい とき 時分じぶん