“籠城”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ろうじょう91.7%
ろうじやう5.0%
らうじやう1.7%
ロウジヤウ1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天文十八年、法師丸が十三歳の秋、牡鹿山の城が管領畠山はたけやま氏の家人けにん薬師寺弾正政高やくしじだんじょうまさたかの兵に囲まれ、籠城ろうじょうは九月から十月にわたった。
東京驛とうきやうえき一番いちばんてば、無理むりにも右樣みぎやう計略けいりやくおこなはれないこともなささうだが、籠城ろうじやう難儀なんぎおよんだところで、夜討ようち眞似まねても、あさがけの出來できない愚將ぐしやうである。
雨ふり (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
これは福岡で籠城らうじやうの用意をしたのが物議の種にならぬやうに、家老等の言質を取つたのである。
栗山大膳 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
籠城ロウジヤウノ衆ハ、一旦身命ヲ、勝頼方ヘ武恩トシテムクイ居リ候ヘバ、臆病ナルハイニハ準ズベカラズ、早々御馬ヲ寄セラル可候ベクソロ。信玄以来、鍛練ノ武勇手柄ノ程、御目ニ懸ケ可候ベクソロ。恐々謹言
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)