“佐幕党”の読み方と例文
読み方割合
さばくとう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
四月以来、筑波つくばの方に集合していた水戸の尊攘派そんじょうはの志士は、九月下旬になって那珂湊なかみなとに移り、そこにある味方の軍勢と合体して、幕府方の援助を得た水戸の佐幕党さばくとうと戦いを交えた。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
幕臣また諸藩士中の佐幕党さばくとうは氏を総督そうとくとしてこれに随従ずいじゅうし、すべてその命令に従て進退しんたいを共にし、北海の水戦、箱館の籠城ろうじょう、その決死苦戦の忠勇ちゅうゆう天晴あっぱれ振舞ふるまいにして、日本魂やまとだましいの風教上より論じて
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)