“ふりまわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
振廻56.3%
揮廻31.3%
振𢌞6.3%
揮舞6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
丁々坊 何か知らぬが、それはけ。はて、なんとやら、テンツルテンツルテンツルテンか、のこぎりをひくより、早間はやまな腰を振廻ふりまわいて。やあ。
多神教 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「畜生、しッ……畜生。」とこぶし揮廻ふりまわすのが棄鞭すてむちで、把手ハンドルにしがみついて、さすがの悪垂真俯向まうつむけになって邸町へ敗走に及ぶのを、斑犬ぶちは波を打ってさっと追った。
白金之絵図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
しお侍が気でも違いまして抜身ぬきみ振𢌞ふりまわされたら、本当に危険けんのんではありませんか。
「それであの煙管などを持出して、ほんとうにあれを揮舞ふりまわすつもりでございましたか。」
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)