“真俯向”のいろいろな読み方と例文
旧字:眞俯向
読み方割合
まうつむ81.0%
まうつむき9.5%
うつむ4.8%
まうつむけ4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ハッと呼吸(いき)を引く。目口に吹込む粉雪(こゆき)に、ばッと背を向けて、そのたびに、風と反対の方へ真俯向(まうつむ)けになって防ぐのであります。
雪霊記事 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
真俯向(まうつむき)になって面(おもて)を上げず、ものとも知らぬ濁(だ)みたる声で
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
焦茶の中折帽を真俯向(うつむ)けに、爪皮(つまかわ)の掛(かか)った朴歯(ほおば)の日和下駄を、かたかたと鳴らしざまに、その紋緞子の袴の長い裾を白足袋で緩く刎(は)ねて、真中の位置をずれて、ツイと軒下を横に離れたが。
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「あばれたにも何も、一体名代の代物(しろもの)でごぜえしょう、そいつがお前(め)さん、盲目(めくら)滅法界に飛出したんで、はっと思う途端に真俯向(まうつむけ)に転(のめ)ったでさ。」
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)