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真仰向
読み方 | 割合 |
まあおむ | 50.0% |
あおむ | 25.0% |
まあおの | 25.0% |
帯を掴んで、ぐい、と引いて、
婦の膝を、洋服の尻へ
掻込んだりと思うと、もろに
凭懸った奴が、ずるずると
辷って、それなり
真仰向けさ。傍若無人だ。
朱の盤 (
真仰向けに
承塵を仰ぐ)屋の棟に、すでに
輿をばお控えなさるる。
婦人は顔の色も変えないで、
切で、血を押えながら、
姉さん
被のまま
真仰向けに榎を仰いだ。晴れた空も
梢のあたりは
尋常ならず、
木精の
気勢暗々として中空を
籠めて、星の色も
物凄い。