“承塵”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なげし85.7%
しようぢん7.1%
てんじょう7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ある時、須磨子が湯上りの身体からだに派手な沿衣ゆかた引掛ひつかけてとんとんと階段はしごだんあがつて自分の居間に入ると、ふと承塵なげしに懸つた額が目についた。
承塵しようぢん水月すゐげつのかげのぼるとき鼠は居りきつらだして
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
朱の盤 (真仰向あおむけに承塵てんじょうを仰ぐ)屋の棟に、すでに輿かごをばお控えなさるる。
天守物語 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)