“てんじょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
天井77.2%
天上6.0%
殿上6.0%
天床5.4%
纏繞1.6%
天壌1.1%
天椽0.5%
承塵0.5%
点定0.5%
纒擾0.5%
纒繞0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
通路の天井が非常に高く、千メートル以上もあるような気がした。そのことをタクマ少年にいうと、少年は笑いをかみころしながら
海底都市 (新字新仮名) / 海野十三(著)
だが、彼がそこから風船にでも乗って天上しなかった限り、この足跡は賊が井戸の中へ這入ったとしか解釈出来ないものである。
何者 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
等々の殿上から、外記、史官、医家、僧門、諸大夫の女房らにいたるまでの総移動も同時となったものだった。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その十坪ほどの、細長い、箱のような小屋には、燭光の弱い裸の電球が、天床から一つぶらさがっているだけである。
青べか物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
櫂の音を忍ばせながら、そろそろと舟を進め、根茎が纏繞植物のように絡み合っている薄暗い岸に上陸し、を先頭にして縦隊をつくり、用心深く網羊歯の中を進んでいった。
地底獣国 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
悠々たる哉天壌遼々たる古今。五尺の小躯を以て此大をはからむとす。ホレーショの哲学に何等のオーソリチーをするものぞ。万有の真相は唯一言にしてす。曰く「不可解」。
巌頭の感 (新字新仮名) / 藤村操(著)
砂丘のようなものが方々に出来る、温泉の人々は宿を閉し、番人一人残して里へ下りてしまうそうである、宿は二階建ての、壁も塗らない白木造りで、天椽もない、未だ新しくて木の匂いがする
梓川の上流 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
朱の盤 (真仰向けに承塵を仰ぐ)屋の棟に、すでに輿をばお控えなさるる。
天守物語 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
また、式目の中には、“点定”という一条がある。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
家事纒擾タルヲ以テ果サズ。イクバクモナクシテ攘夷ノ事興ルヤ国論喧豗、争ツテ罪ヲ幕府ニ帰ス。シカモ誠県ノ見ル所独リ異ル。時ニ松山ノ藩主松叟公幕府ノ元老タリ。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
めざましい焔色に塗り立てたモンテ・カルロ行きの乗合自動車は、橄欖の林と竜舌蘭と別荘を浮彫りにしてフエラの岬を右に見て、パガナグリア山の纒繞する九折の道を