天椽てんじょう)” の例文
砂丘のようなものが方々に出来る、温泉の人々は宿を閉し、番人一人残して里へ下りてしまうそうである、宿は二階建ての、壁も塗らない白木造りで、天椽てんじょうもない、未だ新しくて木の匂いがする
梓川の上流 (新字新仮名) / 小島烏水(著)