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真仰向
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まあおむ
ふりがな文庫
“
真仰向
(
まあおむ
)” の例文
帯を掴んで、ぐい、と引いて、
婦
(
おんな
)
の膝を、洋服の尻へ
掻込
(
かいこ
)
んだりと思うと、もろに
凭懸
(
もたれかか
)
った奴が、ずるずると
辷
(
すべ
)
って、それなり
真仰向
(
まあおむ
)
けさ。傍若無人だ。
南地心中
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
同一
(
おなじ
)
処をちょっとも動かず、四足をびりびりと伸べつ、縮めつ、白い
面
(
つら
)
を、目も口も分らぬ
真仰向
(
まあおむ
)
けに、草に
擦
(
すり
)
つけ擦つけて転げる
工合
(
ぐあい
)
が、どうも
狗
(
いぬ
)
ころの
戯
(
じゃ
)
れると違って
星女郎
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
真
常用漢字
小3
部首:⽬
10画
仰
常用漢字
中学
部首:⼈
6画
向
常用漢字
小3
部首:⼝
6画
“真”で始まる語句
真
真似
真面目
真実
真直
真中
真紅
真暗
真赤
真鍮