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眞俯向
ふりがな文庫
“眞俯向”の読み方と例文
新字:
真俯向
読み方
割合
まうつむ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まうつむ
(逆引き)
ハツと
呼吸
(
いき
)
を
引
(
ひ
)
く。
目口
(
めくち
)
に
吹込
(
ふきこ
)
む
粉雪
(
こゆき
)
に、ばツと
背
(
せ
)
を
向
(
む
)
けて、そのたびに、
風
(
かぜ
)
と
反對
(
はんたい
)
の
方
(
はう
)
へ
眞俯向
(
まうつむ
)
けに
成
(
な
)
つて
防
(
ふせ
)
ぐのであります。
雪霊記事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
一方
(
いつぱう
)
が
廣庭
(
ひろには
)
を
圍
(
かこ
)
んだ
黒板塀
(
くろいたべい
)
で、
向側
(
むかうがは
)
が
平家
(
ひらや
)
の
押潰
(
おしつぶ
)
れても、
一二尺
(
いちにしやく
)
の
距離
(
きより
)
はあらう、
其
(
そ
)
の
黒塀
(
くろべい
)
に
眞俯向
(
まうつむ
)
けに
取
(
と
)
り
縋
(
すが
)
つた。
露宿
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
いつか
四谷
(
よつや
)
の
堂
(
だう
)
の
扉
(
とびら
)
をのぞいて、
眞暗
(
まつくら
)
な
中
(
なか
)
に
閻王
(
えんわう
)
の
眼
(
まなこ
)
の
輝
(
かゞや
)
くとともに、
本所
(
ほんじよ
)
の
足洗屋敷
(
あしあらひやしき
)
を
思
(
おも
)
はせる、
天井
(
てんじやう
)
から
奪衣
(
だつえ
)
の
大婆
(
おほばゞ
)
の
組違
(
くみちが
)
へた
脚
(
あし
)
と、
眞俯向
(
まうつむ
)
けに
睨
(
にら
)
んだ
逆白髮
(
さかしらが
)
に
恐怖
(
おそれ
)
をなした
深川浅景
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
眞俯向(まうつむ)の例文をもっと
(4作品)
見る
眞
部首:⽬
10画
俯
漢検1級
部首:⼈
10画
向
常用漢字
小3
部首:⼝
6画
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泉鏡太郎
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