“揮廻”の読み方と例文
読み方割合
ふりまわ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
盛んに論難してベリンスキーを揮廻(ふりまわ)したものだが、私は日本の小説こそ京伝の洒落本(しゃれぼん)や黄表紙、八文字屋ものの二ツ三ツぐらい読んでいたけれど
「畜生、叱(しッ)……畜生。」と拳(こぶし)を揮廻(ふりまわ)すのが棄鞭(すてむち)で、把手(ハンドル)にしがみついて、さすがの悪垂真俯向(まうつむ)けになって邸町へ敗走に及ぶのを、斑犬(ぶち)は波を打って颯(さっ)と追った。
白金之絵図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
それなら二葉亭は旧人として小説を書くに方(あた)っても天下国家を揮廻(ふりまわ)しそうなもんだが、芸術となるとそうでない。
二葉亭追録 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)