“揮墨”の読み方と例文
読み方割合
きぼく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その語がいっている通り、直指人心の禅機を——また寒流帯月の剣の秘微を——その心境になり切ってただ無我の一揮墨きぼくを、紙の上へさっと落し去っているものであろう。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)