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揮返
ふりがな文庫
“揮返”の読み方と例文
読み方
割合
ふりかえ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふりかえ
(逆引き)
それはまた路が不安になって来たがためであった。菊江は
後
(
うしろ
)
を
揮返
(
ふりかえ
)
った。菊江は
路伴
(
みちづ
)
れになる人がないかと思ったのであった。
女の怪異
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
と、女は
背後
(
うしろ
)
を
揮返
(
ふりかえ
)
って白い
姝
(
きれい
)
な顔を見せた。彼はまたはしたない
己
(
おのれ
)
の姿に気が
注
(
つ
)
いたのでちょっと立ちどまった。
赤い花
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
菊江は無意識に
後
(
うしろ
)
を
揮返
(
ふりかえ
)
った。そこにはすこし離れて歩いて来る者があった。菊江ははっと思って立ちどまった。背の高い
痩
(
やせ
)
ぎすな男の姿が
朦朧
(
もうろう
)
としてあらわれた。
女の怪異
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
揮返(ふりかえ)の例文をもっと
(2作品)
見る
揮
常用漢字
小6
部首:⼿
12画
返
常用漢字
小3
部首:⾡
7画
“揮”で始まる語句
揮
揮毫
揮発油
揮廻
揮上
揮下
揮発
揮亳
揮回
揮墨