“湖面”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こめん83.3%
うみづら16.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
既に秋のは丘の彼方に落ち、真黒な大杉林の間からは暮れのこった湖面こめんが、切れ切れに仄白ほのじろく光っていた。
爬虫館事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
そして湖の岸の土手どてまでいくと、湖面こめんはまるでゆめを見ているように、とろんとかすんでいました。
あたまでっかち (新字新仮名) / 下村千秋(著)
そしてついに、湖面こめんへ浮かんでこなかったが、ややしばらくたつと、そこからズッとはなれた竹生島ちくぶしま西浦にしうらあたりに、名刀般若丸はんにゃまるの血流しをくわえたまま失神している竹童と
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
秋の晴湖面こめんにあそぶ紋白蝶もんしろの影ひとつ見つつぽんぽん舟行く
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
はるかに芝原水源地が、ひょうたん形をして湖面こめんがにぶく光っている。
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
穏かな初秋の大気の中へ融け込んでしまいそうな声である。唄ってしまうと甚太郎は、何んの屈託もなさそうにキョロッとした眼をとほんと据えて、まじまじと湖面うみづらを眺めたが、
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)