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痩躯
ふりがな文庫
“痩躯”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
そうく
96.8%
やせぎす
3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうく
(逆引き)
開墾地一帯の地主、狼のような
痩躯
(
そうく
)
の藤沢が、開墾場一番の器量よしである千代枝を
伴
(
つ
)
れて、札幌の方へ帰って行くのだった。
熊の出る開墾地
(新字新仮名)
/
佐左木俊郎
(著)
彼が五尺の
痩躯
(
そうく
)
は
陋
(
きた
)
なき木桶の中にあり
乍
(
なが
)
ら、
然
(
しか
)
も彼の心は
飄悠
(
へういう
)
として宇宙に高遊せり。貧困は彼に於て最良の、
而
(
しか
)
して又最愛の友なりき。
閑天地
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
痩躯(そうく)の例文をもっと
(30作品)
見る
やせぎす
(逆引き)
ジュウジュウと音を立てて暗くなって来た、私はその音に
不図
(
ふと
)
何心
(
なにごころ
)
なく眼が覚めて、
一寸
(
ちょいと
)
寝返りをして横を見ると、
呀
(
アッ
)
と
吃驚
(
びっくり
)
した、自分の
直
(
す
)
ぐ
枕許
(
まくらもと
)
に、
痩躯
(
やせぎす
)
な
膝
(
ひざ
)
を
台洋燈
(
だいランプ
)
の
傍
(
わき
)
に出して
女の膝
(新字新仮名)
/
小山内薫
(著)
苦しみながらに眼を無理に
睜
(
みは
)
って、女の顔を見てやろうとしたが、
矢張
(
やっぱり
)
お
召縮緬
(
めしちりめん
)
の
痩躯
(
やせぎす
)
な
膝
(
ひざ
)
と、紫の帯とが見ゆるばかりで、
如何
(
どう
)
しても頭が枕から上らないから、それから上は何にも解らない
女の膝
(新字新仮名)
/
小山内薫
(著)
痩躯(やせぎす)の例文をもっと
(1作品)
見る
痩
常用漢字
中学
部首:⽧
12画
躯
漢検準1級
部首:⾝
11画
“痩”で始まる語句
痩
痩形
痩我慢
痩馬
痩身
痩腕
痩肉
痩衰
痩浪人
痩立
検索の候補
白髯痩躯
蒼顔痩躯
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高見順
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林不忘
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小栗虫太郎
佐左木俊郎
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泉鏡太郎
石川啄木