“痩腕”の読み方と例文
読み方割合
やせうで100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分も痩腕やせうでで農業を覚えるのだ、お前に農業を仕込んでもらうことが、わしの事業の第一歩の学問だからよろしく頼む、と言われた。
大菩薩峠:32 弁信の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
工場におけるその痩腕やせうでの稼ぎから生み出した賃銀に由って自己の衣食を支え、それを以て家長の厄介をすくなくしているだけでも
激動の中を行く (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
ゆずり受けて痩腕やせうでながら一家の生計を支えて行った佐助はなぜ正式に彼女と結婚しなかったのか春琴の自尊心が今もそれを
春琴抄 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)