“痩馬”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やせうま94.1%
そうば5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御者は先刻さっきから時間の遅くなるのを恐れるごとく、せばいいと思うのに、みだりなるむちを鳴らして、しきりに痩馬やせうましりを打った。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
遠路とおみち痩馬やせうまかした荷車が二輛にりょうも三輛も引続いて或時あるときは米俵或時は材木煉瓦れんがなぞ、重い荷物を坂道の頂きなる監獄署の裏門うちへと運び入れる。
監獄署の裏 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
閔貢のことばに、崔毅は、自分のうまやから、一匹の痩馬そうばを曳いてきて、帝に献上した。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)