“そうば”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
相場85.0%
孀婆5.0%
痩馬5.0%
相庭5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たいがい弱いほうに理窟りくつがあるに相場そうばがきまっているから、そこでこの夫婦喧嘩師の茨右近と知らずのお絃は、いつも大勢を向うにまわして
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
あんずるにいにしえは麦・稲の穂をくに、二つの小管こくだなわを通してつなぎ、これを握り持ちはさみて穂を扱きしなり、秋収の時に至れば、近隣の賤婦せんぷ孀婆そうば是が為にやとはれ、もっくことを得たり。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
閔貢のことばに、崔毅は、自分のうまやから、一匹の痩馬そうばを曳いてきて、帝に献上した。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
天保五年の正月においては、米百俵に附き百四十五両余の相庭そうばとなり、餓莩がひょう路に満つの状ありき。「黄金はなはだ重く天下軽し」、小民怨嗟えんさの声は、貴人の綺筵きえんに達せず。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)