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『女の膝』
ふりがな文庫
『
女の膝
(
おんなのひざ
)
』
私の実見は、唯のこれが一度だが、実際にいやだった、それは曾て、麹町三番町に住んでいた時なので、其家の間取というのは、頗る稀れな、一寸字に書いてみようなら、恰も呂の字の形とでも言おうか、その中央の棒が廊下ともつかず座敷ともつかぬ、細長い部屋に …
著者
小山内薫
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約6分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
終
(
おわ
)
呀
(
アッ
)
一切
(
いっせつ
)
悪
(
わ
)
後
(
ご
)
一寸
(
ちょいと
)
為
(
た
)
居
(
い
)
如何
(
どう
)
或
(
あるい
)
辛
(
かろ
)
起
(
おこ
)
稀
(
ま
)
矢張
(
やっぱり
)
思
(
おもい
)
再度
(
にど
)
傍
(
わき
)
中央
(
なか
)
灯
(
あかり
)
恰
(
あだか
)
蘇生
(
よみがえ
)
矢張
(
やはり
)
堪
(
た
)
圧
(
おさ
)
開
(
ひら
)
間
(
あいだ
)
痩躯
(
やせぎす
)
呂
(
ろ
)
甚
(
はなはだ
)
殆
(
ほと
)
仮令
(
たとえ
)
口惜
(
くやし
)
澄
(
すま
)
益々
(
ますます
)
現
(
うつつ
)
直
(
す
)
睜
(
みは
)
不図
(
ふと
)
丁度
(
ちょうど
)
縞物
(
しまもの
)
衣服
(
きもの
)
聞込
(
ききこ
)
一層
(
いっそう
)
鼠地
(
ねずみじ
)
鬼気
(
きき
)
馬乗
(
うまのり
)
頗
(
すこぶ
)
除
(
の
)
間取
(
まどり
)
間
(
ま
)
遂
(
つい
)
膝
(
ひざ
)
躯
(
からだ
)
跳起
(
はねお
)
跨
(
また
)
一躰
(
いったい
)
角
(
かく
)
歴々
(
ありあり
)
落着
(
おちつ
)
嘛痺
(
しび
)
儘
(
まま
)
尚更
(
なおさら
)
家
(
うち
)
実見
(
じっけん
)
妾
(
めかけ
)
兎
(
と
)
圧
(
お
)
四隣
(
あたり
)
幾
(
いく
)
唯
(
ただ
)
其処
(
そこ
)
吻
(
ほっ
)
吐
(
つ
)
吃驚
(
びっくり
)
切無
(
せつな
)
処
(
ところ
)
或夜
(
あるよ
)
洋燈
(
ランプ
)
其家
(
そこ
)
枕許
(
まくらもと
)
最早
(
もはや
)
曾
(
かつ
)
更
(
ふ
)
昨晩
(
ゆうべ
)
昨夜
(
ゆうべ
)
点
(
つ
)
〆
(
し
)
悶掻
(
もが
)
何心
(
なにごころ
)
怯気
(
おじけ
)
何時
(
いつ
)
強
(
し
)
床
(
とこ
)