“実見”の読み方と例文
旧字:實見
読み方割合
じっけん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あまりの不思議さにその道を辿っていったら、果然、夢に見馴れた景色のその土地に到着した。これは自分の友人が親しく実見じっけんした奇話である。
取り交ぜて (新字新仮名) / 水野葉舟(著)
俳優やくしゃというものは、如何どういうものか、こういうはなしを沢山に持っている、これもある俳優やくしゃ実見じっけんしたはなしだ。
因果 (新字新仮名) / 小山内薫(著)
おまけに、続出する被害者の身分まで厳正に一定され、いままた、こうして犯人の顔を実見じっけんした者さえ出てきたにかかわらず、ついに捕縛ほばくの日を見ることなくして終ったのだ。
女肉を料理する男 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)