“間取”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まどり61.5%
まど30.8%
ひまどる7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
間取まどりの関係から云って、清子のへやは津田のうしろ、二人づれの座敷は津田の前に当った。両方の中間に自分を見出みいだした彼はようやく首肯うなずいた。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
けれども、歌出うたいだしの「秋——」という節廻ふしまわしから拍子の間取まどりが、山の手の芸者などには到底聞く事の出来ぬ正確たしか歌沢節うたざわぶしであった。
深川の唄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
書認かきしたゝめ有ける故夫なら翌日あすまたこれもたせて取に上ますが田舍者ゐなかもの兎角とかく迷路まごつきやすき故下谷と云てもわからぬことが有つて間取ひまどるから大屋さんの名を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)