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間取
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まど
ふりがな文庫
“
間取
(
まど
)” の例文
けれども、
歌出
(
うたいだ
)
しの「秋——」という
節廻
(
ふしまわ
)
しから拍子の
間取
(
まど
)
りが、山の手の芸者などには到底聞く事の出来ぬ
正確
(
たしか
)
な
歌沢節
(
うたざわぶし
)
であった。
深川の唄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
中二階
(
ちうにかい
)
の
六疊
(
ろくでふ
)
を
中
(
なか
)
にはさんで、
梯子段
(
はしごだん
)
が
分
(
わか
)
れて
二階
(
にかい
)
が
二間
(
ふたま
)
、
八疊
(
はちでふ
)
と
十疊
(
じふでふ
)
——ざつとこの
間取
(
まど
)
りで、なかんづくその
中二階
(
ちうにかい
)
の
青
(
あを
)
すだれに、
紫
(
むらさき
)
の
總
(
ふさ
)
のしつとりした
岐阜提灯
(
ぎふぢやうちん
)
が
淺葱
(
あさぎ
)
にすくのに
深川浅景
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
思ひし
毎
(
ごと
)
に少しづつ変へし
間取
(
まど
)
りのさまなどを
呼子と口笛
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
『梅見の船』
巻七
(
まきのしち
)
に挿入したる半次郎が
猿寺
(
さるでら
)
の
住家
(
すみか
)
の図は、土佐派古画の絵巻物に見ると同じき方法を取り屋根を除きて
上方
(
じょうほう
)
より
斜
(
ななめ
)
に家の
内外
(
ないがい
)
と
間取
(
まど
)
りのさまを示したり。
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
間
常用漢字
小2
部首:⾨
12画
取
常用漢字
小3
部首:⼜
8画
“間取”で始まる語句
間取間取