“手間取”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てまど35.7%
てまと21.4%
てまとり21.4%
てまどり7.1%
てまどれ7.1%
テマド7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
相応な農家で娘を嫁にる日、飾り馬の上に花嫁を乗せて置いて、ほんのすこしの時間手間取てまどっていたら、もう馬ばかりで娘はいなかった。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
電車でんしやし、汽車きしや大森おほもりまでく。それからくるまはしらせるなど、却々なか/\手間取てまとるのだが、それでもく。
牛屋うしや手間取てまとり牛切ぎうきりのわかいもの、一婦いつぷめとる、とふのがはじまり。やつ女房にようばうにありついたはつけものであるが、をんな奇醜きしう)とある。
鑑定 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
追駈おつかけ候中とくに日は暮方角はうがくわからず彷徨さまよひりしうちはからずも九助に出會段々の物語りに手間取てまどり追々夜も更行ふけゆくしたがひ月も出しかば夫を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
何にしても餘り手間取てまどれるにより其邊そこらまで樣子を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
手間取テマドりと春風ハルカゼ一杯イツパイ
津軽地方特有の俚諺 (新字旧仮名) / 福士幸次郎(著)