“手間賃”の読み方と例文
読み方割合
てまちん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一人前の職人は棺桶などを作ることを嫌ったが、腕のにぶい者や若い者は手間賃てまちんの高いのを喜んで、方々の早桶屋へ手伝いに行った。
半七捕物帳:55 かむろ蛇 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
勘次かんじ開墾かいこん手間賃てまちん比較的ひかくてき餘計よけいあたへられるかはりにはくぬぎは一つもはこばないはずであつた。彼等かれら伴侶なかまはさういふことをもつてた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
まへにもいへるごとくちゞみは手間賃てまちんろんぜざるものゆゑ、がおりたるちゞみは初市に何程なにほどうりたり、よほど手があがりたりなどいはるゝをほまれとし