“工手間”の読み方と例文
読み方割合
くでま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
嫌否いやなものなら貰いますまい。女ひでりはしはしまいし。工手間くでまかかるんなら破談にするぜ。と不興の体に得三は苛立いらだちて
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
それに毀れた方はざっとした菫花すみれの模様で、焼も余りよくありませんが、こちらは中は金襴地きんらんじで外は青華せいかで、工手間くでまもかかっていれば出来もいいし、まあ永楽といううちにもこれ極上ごくじょうという手だ
太郎坊 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
是で高い工手間くでまを取ろうとは盗人ぬすっとよりふてえ了簡だ
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)