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菫花
ふりがな文庫
“菫花”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
すみれ
75.0%
ヴァイオレット
25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すみれ
(逆引き)
「われはその
菫花
(
すみれ
)
うりなり。君が
情
(
なさけ
)
の
報
(
むくい
)
はかくこそ。」少女は
卓越
(
たくご
)
しに伸びあがりて、
俯
(
うつむ
)
きゐたる巨勢が
頭
(
かしら
)
を、ひら手にて抑へ、その
額
(
ぬか
)
に
接吻
(
せっぷん
)
しつ。
うたかたの記
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
かくはかなき身と生れても、
流石
(
さすが
)
に
粧
(
よそほ
)
ひ飾る心をば持ちたるにや、髮平かに結ひ上げて、一束の
菫花
(
すみれ
)
を揷せるが、額の上に垂れ掛れり。われその
容
(
かたち
)
を窺ふに、
羞慙
(
しうざん
)
あり、
慧巧
(
けいかう
)
あり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
菫花(すみれ)の例文をもっと
(3作品)
見る
ヴァイオレット
(逆引き)
人
若
(
も
)
し彼に咫尺するの栄を得ば、
啻
(
ただ
)
にその目の
類無
(
たぐひな
)
く
楽
(
たのしま
)
さるるのみならで、その鼻までも
菫花
(
ヴァイオレット
)
の多く
齅
(
か
)
ぐべからざる
異香
(
いきよう
)
に
薫
(
くん
)
ぜらるるの
幸
(
さいはひ
)
を受くべきなり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
菫花
(
ヴァイオレット
)
の
香
(
かをり
)
を
咽
(
むせ
)
ばさるるばかりに
薫
(
くん
)
じ
遍
(
わた
)
りぬ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
菫花(ヴァイオレット)の例文をもっと
(1作品)
見る
菫
漢検1級
部首:⾋
11画
花
常用漢字
小1
部首:⾋
7画
“菫”で始まる語句
菫
菫色
菫草
菫菜
菫野
菫雛
菫雨
菫々菜
菫外線
菫御前
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