“慧巧”の読み方と例文
読み方割合
けいかう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたくしの見る所を以てすれば、豪邁なる柏軒先生は恐くは彼慧巧けいかうなる栗園を学ぶことを得なかつたであらう。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
かくはかなき身と生れても、流石さすがよそほひ飾る心をば持ちたるにや、髮平かに結ひ上げて、一束の菫花すみれを揷せるが、額の上に垂れ掛れり。われそのかたちを窺ふに、羞慙しうざんあり、慧巧けいかうあり。