“けいかう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
啓行33.3%
慧巧33.3%
傾向16.7%
景行16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
老人越遊ゑついうすゝめしこと年々なり。もとより山水にふけるへきあり、ゆゑに遊心いうしんぼつ々たれども事にまぎれはたさず。丁酉の晩夏ばんかつひ豚児せがれ京水をしたがへ啓行けいかうす。
かくはかなき身と生れても、流石さすがよそほひ飾る心をば持ちたるにや、髮平かに結ひ上げて、一束の菫花すみれを揷せるが、額の上に垂れ掛れり。われそのかたちを窺ふに、羞慙しうざんあり、慧巧けいかうあり。
わたくし貴方あなたすべてを綜合そうがふする傾向けいかうつてゐるのを、面白おもしろかん敬服けいふくいたしたのです、また貴方あなたいまべられたわたくし人物評じんぶつひやうは、たゞ感心かんしんするほかりません。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
第十二代景行けいかう天皇の御代になると、朝廷の稜威りようゐは国内に於ける群小の土豪どもを悉く平定せしめて、たゞ西に熊襲くまそ、東に蝦夷えぞの二族を残すだけになつた
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)