“傾向”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けいこう62.5%
かたむき29.2%
あおむ4.2%
けいかう4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
木戸銭きどせんをだしていない大道芸だいどうげいのせいでもあろうが、とかく人間は、かれの成功せいこうよりもかれの失敗しっぱいをよろこぶ傾向けいこうをたぶんにもっている。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼は生命いのちの新たなるころまことの力すぐれたれば、そのすべての良き傾向かたむきは、げにめざましきあかしとなるをえたりしものを 一一五—一一七
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
暑いじゃないかと言葉を掛けて、そのまゝ傾向あおむきに大の字なりになって倒れた。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
わたくし貴方あなたすべてを綜合そうがふする傾向けいかうつてゐるのを、面白おもしろかん敬服けいふくいたしたのです、また貴方あなたいまべられたわたくし人物評じんぶつひやうは、たゞ感心かんしんするほかりません。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)