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傾注
ふりがな文庫
“傾注”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
けいちゅう
80.0%
けいちゆう
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けいちゅう
(逆引き)
自然主義を捨て、盲目的反抗と元禄の回顧とを
罷
(
や
)
めて全精神を明日の考察——我々自身の時代に対する組織的考察に
傾注
(
けいちゅう
)
しなければならぬのである。
時代閉塞の現状:(強権、純粋自然主義の最後および明日の考察)
(新字新仮名)
/
石川啄木
(著)
人相書も付随しているので、一時警視庁は、それに
該当
(
がいとう
)
する人物の探査に全力を
傾注
(
けいちゅう
)
した。モスコーの犯人の動機は、宗教上の狂信的な
妄執
(
もうしゅう
)
からだった。
女肉を料理する男
(新字新仮名)
/
牧逸馬
(著)
傾注(けいちゅう)の例文をもっと
(4作品)
見る
けいちゆう
(逆引き)
更
(
さら
)
にくすんだ
赭
(
あか
)
い
欅
(
けやき
)
の
梢
(
こずゑ
)
にも
微妙
(
びめう
)
な
色彩
(
しきさい
)
を
發揮
(
はつき
)
せしめて、
殊
(
こと
)
に
其
(
そ
)
の
間
(
あひだ
)
に
交
(
まじ
)
つた
槭
(
もみぢ
)
の
大樹
(
たいじゆ
)
は
此
(
これ
)
も
冴
(
さ
)
えない
梢
(
こずゑ
)
に
日
(
ひ
)
は
全力
(
ぜんりよく
)
を
傾注
(
けいちゆう
)
して
驚
(
おどろ
)
くべき
莊嚴
(
さうごん
)
で
且
(
か
)
つ
鮮麗
(
せんれい
)
な
光
(
ひかり
)
を
放射
(
はうしや
)
せしめた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
傾注(けいちゆう)の例文をもっと
(1作品)
見る
“傾注”の意味
《名詞》
傾注(けいちゅう)
液体などを傾けて注ぐこと。
あることに注意を傾けること。集中すること。
(出典:Wiktionary)
傾
常用漢字
中学
部首:⼈
13画
注
常用漢字
小3
部首:⽔
8画
“傾注”の類義語
埋没
専念
専心
集中
“傾”で始まる語句
傾
傾城
傾斜
傾向
傾聴
傾覆
傾城買
傾城町
傾蓋
傾斜地
“傾注”のふりがなが多い著者
徳冨健次郎
徳冨蘆花
牧逸馬
長塚節
石川啄木
吉川英治