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傾蓋
ふりがな文庫
“傾蓋”の読み方と例文
読み方
割合
けいがい
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けいがい
(逆引き)
幸に先生は維納府外数里の地に
住居
(
すまい
)
でありました。拙者一見手を
握
(
にぎり
)
てほとんど
傾蓋
(
けいがい
)
の
想
(
おもい
)
をなしました。拙者先生に引かれてその住居へ
往
(
ゆ
)
きました。
禾花媒助法之説
(新字新仮名)
/
津田仙
(著)
中には百年も交りたるように親みあうも見えて、いとにがにがしき事に覚えぬ。若し方今のありさまにて、
傾蓋
(
けいがい
)
の交はかかる所にて求むべしといわばわれ又何をかいわん。
みちの記
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
その通りに伴れて来たのを窓より見て王大栗を放たしむると、馬商も強齶を放った。
堅唾
(
かたず
)
を呑んで見て居ると、二馬相逢いて
傾蓋
(
けいがい
)
旧のごとしという
塩梅
(
あんばい
)
に至って仲よく、互いに全身を
舐
(
ねぶ
)
り合った。
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
傾蓋(けいがい)の例文をもっと
(5作品)
見る
“傾蓋”の意味
《名詞》
偶然会うこと。
少し会っただけで旧知であったように打ち解けること。
(出典:Wiktionary)
傾
常用漢字
中学
部首:⼈
13画
蓋
常用漢字
中学
部首:⾋
13画
“傾”で始まる語句
傾
傾城
傾斜
傾向
傾聴
傾覆
傾城買
傾城町
傾注
傾斜地
“傾蓋”のふりがなが多い著者
津田仙
南方熊楠
中里介山
森鴎外