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堅唾
ふりがな文庫
“堅唾”の読み方と例文
読み方
割合
かたず
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かたず
(逆引き)
咽喉
(
のど
)
が
乾
(
かわ
)
いて
引付
(
ひッつ
)
きそうで、思わずグビリと
堅唾
(
かたず
)
を呑んだ……と、段々明るくなって、雪江さんの姿が
瞭然
(
はっきり
)
明るみに浮出す。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
この日もイエスはこの不具者を癒すであろうかと、悪意に満ちたパリサイ人は
堅唾
(
かたず
)
をのんで様子を
窺
(
うかが
)
っていた。
キリスト教入門
(新字新仮名)
/
矢内原忠雄
(著)
私は、一時に四方の薄暗さと冷気が身にこたえる涼台の上で、
堅唾
(
かたず
)
をのんで、報道を聞いた。どんな田舎の新聞でも、戒厳令を敷いたことまで誤報はしまい。
私の覚え書
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
堅唾(かたず)の例文をもっと
(6作品)
見る
堅
常用漢字
中学
部首:⼟
12画
唾
常用漢字
中学
部首:⼝
11画
“堅”で始まる語句
堅
堅気
堅固
堅牢
堅人
堅田
堅氣
堅造
堅炭
堅塁
“堅唾”のふりがなが多い著者
矢内原忠雄
黒岩涙香
二葉亭四迷
南方熊楠
泉鏡花
宮本百合子